アパートで借りたコロコロを引きながら地下鉄を乗り継いで、やっとついたでヴァンヴ蚤の市!


コロコロ片手なんで思うように写真は撮れず、まあ雰囲気はしっかり味わった。
エリックさんのボタン屋さんでは日本人と思しき中年のおじさんが真剣に商談中の様子。
他にもバイヤーとおぼしき女性も何人か見かけて、微笑ましい感じの日本人カップルもいて
危ない感じは殆どしないし、本当はもっとゆっくり見たかったけれど、
到着翌日のせいか、どうも頭にモヤがかかっているというか
品定めに集中できなかった。
欲しいものがあれば、それなりに張り込むつもりだったけれど、そういうモノは見つけられなかった。
雑誌やアンティーク関係の本に熱く紹介されている女性のスタンドも
可愛いモノが沢山あったけれど欲しいとは思わなかった。
取っ手が付いた古い缶を買って嬉しそうに下げている男性とか
戦利品を手にした人を見るのが楽しかった。
トイレに行きたいボンとカフェに入ってバゲットにハムとチーズのシンプルなサンドイッチとエスプレッソで
休憩したら、95番のバスに乗ってサントゥアン・クリニャンクールの蚤の市に向かった。
パリの賑やかなところも通って1時間程度で到着、座りっぱなしだし2ユーロくらいだったかな
楽ちんなのでOKっす。
噂に聞く蚤の市までの道のりはアフリカ系移民の人達で賑やかなフリマとかもあって
慣れない場面に少々ビビったけれど、番犬ボンのおかげで何とか蚤の市エリアに到着。
相変わらずコロコロを引いたままなので、あまり写真は撮れず。
ヴァンヴで買ったのはアンティークのリネンタオル、赤いラインのよくあるのを3枚のみ。
アンテナが立たないままで大きなクリニャンクールに来てしまった感じ。

いやすごいわ、ほんますごいけどアンテナの感度悪くなっているせいか、
欲しい欲しい欲しい欲しいお〜〜〜っが起こらない。

雑誌でみかけて楽しみにしていたビーズ屋さん、写真紹介されていたビーズ達は
ガラスだと勝手に信じていたわし、店頭のはプラスチックでがっかり。
奥に行けばガラスの素敵なのがあるのかな、でも疲れていて気力が沸かず。
ヴァンヴでみかけた”おかずクラブ”のオカリナちゃんに似たバイヤーさん?も来ていた。
店先でオーナー達とパフェを食べていたからきっとフラ語もペラペラなんやろね。
かっこいいねぇとボンと言ってた。
ピーカン晴れで広すぎてクラクラしながら好きなモノを探すけれど、
う〜ん日本のお店がいいかなと弱気に。

やっとこのお店で白リネンに刺繍のクッションカバーと丸くて小さめのテーブルクロスを購入。
値切るのを忘れていたら支払いの時に10ユーロ負けときます、って。
最初からお安くても良いのではないでしょーか。
ELLEとかにもよく紹介されているらしいお店で、リネン以外にもシルクスカーフとか
コンディションが良いモノしか置いていない。
さっきから行く先々で会うアメリカ人女性グループが「ビューティフル!!」を連呼。
こちらも手芸関係が好きらしい。
グループの一人が刺繍のベッドリネンをカード決済してから「財布がなくなった」と
商品棚に置いていたらしい、ここに置いたと言う場所には
綺麗にたたまれたリネンが整然と並んでいるだけで
それでもカードは有るからまだ買い物は出来る!とポジティブなお人柄。
わしらもさっさと決済をして店を出るとボンが
「僕、アンティークとは全然縁も無さそうな太った女のひとが一瞬店に入ってきて
ガラス越しに連れの男性とメッチャ笑って出ていくとこ見た、多分盗られてると思う」
油断大敵、どー見ても観光客やからマークされてた。
ちなみにフランス旅行の街歩き用に作ったリネンコートが本当にヨカッタ。
脇のポケットは深くて地図やチケットを入れて
ユーロ札の大きさに合わせたファスナー付きの袋を作って
コートの内側に縫い付けていたのでお財布は持たなかった。
お陰でまあまあ気楽に歩けたけれど
何となく蚤の市エリアを一周出来たころには二人とも空腹と疲労困憊で不機嫌になっていた。
適当な店で妥協して遅い目のランチ。

羊肉ローストでボンのご機嫌が治る。
やっぱし、男子は肉!かいな。
美味しかったけれど、ビールも飲んで二人で46ユーロはちょっと高いと思ったけど。
また、バスに乗って地下鉄に乗ってアパートに戻る。
ちっと疲れたので二人ともベッドに入る。
この日は美術館が夜12時迄で6時からは無料とか、
ボンがオルセー美術館に行きたいと言っていたのでその予定でお昼寝を。
ボンはバタンキュー、でもわしは眠れず。
仕方が無いのでお米を鍋で炊いて五目ちらし寿司を作っておく。
パリ、夜10時でも明るいんで多分、美術館行ってからも散歩したりして
くたびれた弱虫母子はテンションも下がったままで
どうしても夜のレストランには気後れしたままで入れないやろなー、
と予想出来てしまうので、ビビりんぼは卵も焼いて遊ぶためには頑張るべー。
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